わがふるさとに 思いしのばせ
心に響きわたる
澄みきった 音楽の世界へ・・・
5月29日(日)、臼杵市民会館で「吉丸一昌音楽祭」が開かれました。
3年ぶりのこの音楽祭、
吉丸先生の情緒あふれる詞、優しい歌が大ホ-ルに響いて。生の音楽っていいなあ、と改めて感じました。
吉丸一昌さんは、1873年臼杵市南海添に生まれ臼杵尋常小学校に入学しました。
家は貧しく苦しいながら一生懸命に勉学に励み、大分中学(現在の大分上野丘高校)に進学。
週末には徒歩で大分と臼杵を行き来したそうです。
その後、熊本五高(現熊本大学)から東京帝国大学(元東京大学)国文学科へ入学。
1916年43歳の若さで亡くなるまで、苦学生たちのために「修養塾」という私塾を自宅に開設し多くの若者たちの勉強はもちろん、衣食住や就職等の面倒をみたそうです。
東京音楽学校の教授として、優れた作詞家として、子どものための音楽「唱歌」を生み出し日本の音楽教育の発展に大きな役割を果たした吉丸先生・・・
ふるさとのみなさんが先生を偲びながら歌い奏でましたよ。
さいごは、子どもたちがメッセージを踊りにこめて表現してくれました。
薫風を受ける喜び
音を慈しみ 音に抱かれ
私たちは今ここにいます
おのれとして
輪として
系譜として
1世紀をも越える時の彼方
変革の波の中で
故郷を思い
現代音楽へと繋がる光の道を敷かれた吉丸一昌先生
その道を
ここからそれぞれに
私たちは歩み進めます
いばらがあろうとも
谷が待ち受けていようとも
光の先に
描いていく
私たちの物語
『The Story Of Us』
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